ハート

うつ病の情報を確認【少ない薬の量から治療を始める事も大切】

薬で心の病気を治療

看護師

神経伝達物質を調整

ストレスの多い現代ではうつ病を発症する人が増えており、これは社会問題ともなっています。発症する原因はストレスだけでなく性格や体質、遺伝なども考えられます。これらの原因が重なることにより発症率も高くなるのです。症状は心と体の両面に現れ、心の場合は意欲や興味の低下のほか不安な気分が続いたりします。またちょっとした出来事でも落ち込んでしまい、つらい日々を送るようになってしまいます。また体にも様々な症状が現れ頭痛やめまい、吐き気などに悩まされることもあります。体調がすぐれないからと病院に行っても原因がわからない場合はうつ病の可能性があります。体の症状は、例えば頭痛なら痛み止めを飲めば一時的に治まりますが、根本的なうつ病の薬ではないためすぐにまた症状が出てしまいます。症状を改善するには医師によるカウンセリングのほかに抗うつ剤の服用が必要です。抗うつ剤は脳内にあるセロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質をコントロールして不安定になった精神を正常にする働きをします。うつ病は様々なストレスなどが引き金になって脳内のセロトニンやノルアドレナリンが減少することで発症します。このほかにアドレナリンという物質もあり、これらは脳の3大神経伝達物質と呼ばれています。これらの均衡が破れることによりうつ病を発症してしまうのです。抗うつ剤によってセロトニンやノルアドレナリンを増やすことにより症状は改善していきます。処方される薬剤は主にSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)などです。服用後は数か月から半年程度でうつ病の症状は改善します。症状が治まっても再発する可能性もあるのでしばらくは医師の指示に従って服用することが大事です。これらの薬により不安やイライラ、気分の落ち込みといった症状がなくなり、精神のバランスを保つことができるようになります。1日1錠の服用を続けるだけで症状が改善するのですから患者にとっては頼もしい薬だといえます。診察や薬の処方は精神科や心療内科などで受けることができます。